7月テキスト版

   さぁ,夏休み!
   A:あたり前のことを
   B:馬鹿にせず
   C:ちゃんと
   D:できる人として
   規律ある生活を過ごそう
       校長 田中 準章

〇「1.01の法則」「0.99の法則」
 1学期が無事終了しました。大きな事故もなく、今日を迎えられたことを、うれしく思います。生徒の皆さんも勉強に部活によく頑張ったと思います。さて、明日から夏休みです。約40日ですが、長いようであっという間の夏休みです。充実した日々を送ってほしいと思います。そのために意識してほしいことがあります。それは「あと一つ」「あと少し」の積み上げです。
------------------------------------------
・1.01×1.01×1.01×1.01×・・・(1.01の365乗)=37.8
(コツコツ努力すれば,やがて大きな力になります。)

・0.99×0.99×0.99×0.99×・・・(0.99の365乗)=0.03
(逆に少しずつさぼれば、やがて力がなくなります。)
------------------------------------------
 小さな小さな「あと一つ」「あと少し」の積み重ねの差が、将来取り返しのつかないくらい大きな差になります。まずはこの夏休み、コツコツ努力することにチャレンジしてみましょう。

〇3年生、修学旅行へ
 昨年度から延びに延びていた3年生の修学旅行がやっと実現しました。1泊2日の県内旅行でしたが、実に規律正しく、メリハリのある、楽しい修学旅行でした。お互いを思いやる行動や優しさも随所に見られました。「3年生で行く特別な修学旅行」・・・それぞれにとって最高の思い出になったと思います。
 今回の修学旅行にあたり,「自分たちのルールを自分たちで話し合い守っていく」というスローガンを掲げ、よりよい修学旅行を目指して、何度も集まって準備をしてきた20名の実行委員も要所要所でよく頑張ってくれました。
 万世特攻平和祈念館では、施設内見学のあと、慰霊碑の前で平和集会を行いました。みんなで作った千羽鶴を寄贈し、平和宣言を実行委員の代表が読み上げました。その平和宣言において、「平和で豊かな郷土を、次の世代に引き継ぐため、再び戦争による惨禍を繰り返さないことを誓い、あらゆる国の核兵器全面廃絶、恒久平和を希求するとともに、新型コロナウィルス感染予防のためにも、周りの人の命にも思いをめぐらし、共に支え合って生き抜いていくこと」を宣言しました。

〇児童虐待の疑い→ 通告の義務
 虐待は、子供の心身の成長及び人格の形成に重大な影響を与えるとともに、次の世代に引き継がれる恐れもあり、子供に対する最も重大な権利侵害です。最悪の場合、子供を死に至らしめることもあります。今や児童虐待は大きな社会問題であります。
 保護者による虐待を防ぎ、子供たちを守るために「児童虐待防止法」が制定されています。その法律によると、私たち学校・教職員において、虐待の早期発見・早期対応に努めるとともに、市町村や児童相談所等への通告や情報提供を速やかに行うことが求められています。つまり学校には、生徒が「家に帰りたくない」と言い、その背景に虐待が疑われる場合は、確信がなくても速やかに関係機関に通告・相談しなければならない義務があるのです。こんな機会がないことを願いますが、子供を守るために行動しなければなりません。ご理解ください。
<虐待の種類> 身体的虐待、性的虐待、ネグレクト、心理的虐待etc.

〇伊集院中ブログの開設
 遅くなりましたが、令和3年度の「伊集院中ブログ」を開設しました。学校で行われる様々な行事や子供たちの活動など、日常の姿をこのブログで紹介していきます。校訓「美(うるわ)しき魂」のもと、躍動する子供たちの様子をお楽しみください。ただし、更新については不定期になることと写真については生徒個人が判別できないように「ぼかし」を入れての掲載となることについて、ご了承ください。なお、このブログは伊集院中学校のホームページからご覧になれます。


コアスクールプロジェクト第1回研修会開催
 本校は、令和3年度から鹿児島県教育員会が新たにスタートさせたコアスクールプロジェクトの研究校に指定されています。本事業は,コアスクール(本校)を拠点校として,エリア校(市来中学校,諏訪之瀬島中学校)と連携を図り授業改善や、授業づくりに効果的な校内研修、学力向上に向けた組織的な取組を支援することを目的としています。7月5日(月)には、第1回目の研修会として、前園教諭による社会科・公民の研究授業が実施されました。当日は、鹿児島大学廣瀬准教授をはじめ、県・市教育委員会の担当者や県総合教育センター、エリア校の先生方も多数来校されました。
 授業研究では、「巡りあい学び合う授業研究」のテーマのもと、授業観察する際のポイント等、教職員一人一人が課題意識を認識し、研究授業に臨むことで、議論が活発になり、研究授業の成果も高まることを具体的に指導していただきました。今後も、このような機会を通して、生徒人一人が考え議論する授業の構築につなげ、学力向上を図っていきたいと考えています。


ふるさとを考える(日置市探訪)
 本校は、伊集院小・飯牟礼小とともに、令和3・4年度「ひおきふるさと教育(ひおき学)」の研究校に指定されています。これは、日置市が「郷土の教育的な伝統や風土を生かした『風格ある教育』の推進」を目指した事業です。本校では、この一環として、2年生が7月14日の県民の日にあわせて日置市内にある大汝牟遅神社・千本楠、吉利軍議場、園林寺跡を訪ねる日置市探訪を実施しました。当日は、30度を超す真夏日でしたが、生徒はボランティアガイドの皆さんの熱心な説明にメモを取りながら、真剣に聞き入っていました。現在、タブレットを活用して一人一人が、現地での説明やインターネットを活用して新たに調べた内容をもとに、まとめ作業を行っています。2学期の文化祭には完成した一部作品を発表する予定です。
 


聖火リレーのトーチ展示
 7月12日から1週間、本校の生徒玄関口にある優勝旗ケースの中に、今年の東京オリンピック聖火リレーで使用されたトーチが展示されました。生徒からは、「テレビでは見ていたけど、こんなに実物がきれいで輝いているとは思わなかった」「予想していたよりも重い(いや軽い)」「新型コロナの蔓延は心配、でも大会の成功を願って走った聖火ランナーの皆さんの願いが届いて無事に開催して欲しいですね」等の感想が聞かれました。


ケータイ・スマホ安全教室
 夏休みを目前に控えた7月19日に、NTTドコモの協力で、「ケータイ・スマホ」安全教室が開催されました。講話の内容は、下記の3点でした。
・ネット依存症を防ぐ方法
・メッセージのやりとりの際の注意点
・写真や動画を本人の許可なしにアップしない
 最後に、人権擁護委員の方から一人一人が相手の気持ちを考えることと自分や人の命を大事にすることについてお話がありました。


充実した夏休みを過ごす為に~新型コロナ対策の徹底を!
 新型コロナウィルス感染症は各地で変異株への感染者の割合が増加するなど、予断の許さない状況が続いています。夏休みに入ると、家族や友人と外出したり、親戚で集まったりする等、人と交流する機会が増えますので、あらためて下記の事項を確認し、感染予防に努めて下さい。

〇適度な運動、バランスの取れた食事、休養及び睡眠の調和の取れた生活を送ることで、身体全体の抵抗力を高めること

〇外出時には、必ずマスクを着用し、3密(密閉・密集・密接)を避ける等の感染症対策を徹底すること

〇部活動では、大会やコンクール等の出場機会も増えるため、更衣室や食事中等の際の密集を避けること、あわせて熱中症の予防に努めること
※ 手洗いや検温等、これまでの感染症対策をあらためて徹底し、感染予防に努めましょう!!