
今年度「自ら学び豊かな心を持ちコミュニケーション能力を備えた心身ともにたくましい生徒の育成」を教育目標に平成二十六年度がスタートいたしました。保護者・地域の皆様には、常日頃から多大な御協力を賜り誠にありがとうございます。
さて、教師という職業は、数年したらその赴任地を離れ別の学校へ転勤していくことになります。勤務した先々で「知・徳・体」を柱とした教育目標を掲げ、人格の完成を目指して教育活動を行うわけです。私は四つ目の視点として、郷土に誇りを持ち、ふるさとを愛する生徒を育てることを念頭においた教育を展開したいと考えています。少子化の影響で学校の存続が浮上している今だからこそ、郷土教育の大切さを感じております。では、どうして「郷土に誇りを持ちふるさとを愛する生徒」を育成できるのでしょうか。以前、勤務していた学校で生徒に「二十年後は、どこで何をしているか」という自分史作りをさせたことがあります。その学校では、地元に帰ってきて働きたいという生徒が非常に多かったことを記憶しています。また、「将来は地元に残らず都会で働きたい」という生徒が多かった学校もありました。この二つの学校の違いを比較した時に、明らかに違う点があります。それは、生徒と全く関係ない地元の高齢者が、その該当生徒の名前をはじめ、多くの情報を知っていることであります。つまり、地域全体で、子どもたちの健全育成に努めており、地域全体で子どもを見守る地域性に起因していることが考えられます。温かい地域住民に愛された環境で育った子どもたちだからこそ、将来は地元に残り働きたいという考えを持つのだと確信します。その意味で、本校での郷土教育講演会は、とても意義ある活動だと考えております。今後も、学校・保護者・地域が連携して、ふるさとを愛する子どもたちを育てていきたいと考えておりますので、保護者・地域の方々の御協力をお願いいたします。
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