TOPいじめ問題を考える週間の取組昨年度の取組


 伊集院中学校では、学期はじめの一週間を「いじめ問題を考える週間」称して、
子供たちに「いじめ問題」について正面から考えてもらう取組を行っています。

 「いじめの現状」にも掲載されていますように、本校では平成30年度、107件(実人数77人),
令和元年度、
82件(実人数57人)のいじめが認知されました。
 令和2年度も
1学期現在で56件(実人数48人)のいじめを認知しています。

 認知されたいじめの問題については、学級担任を中心に全職員で取組対応しているところです。
 しかしながら、今も学校のどこかでいじめが起きいるかも知れません。
 いじめを見かけたり、心配なことがありましたら、いつでもご連絡ください。すぐに対応します。伊集院中学校の電話番号、
099-273-4851
 そのことを踏まえ、本校では学期始めの1週間、給食時間の放送をとおして「心に届けたいメッセージ」の朗読を行います。
  いじめをしてしまう「
その心」に届きますようにと願いを込めて!
 その内容を掲載いたします。


令和2年度2学期

「新型コロナウイルス感染症や熱中症」の予防対策に追われた「酷暑」の夏も終わりました。
 短い夏休みでしたが、生徒たちは事故やトラブルに遭うこともなく、
9月1日、元気に登校してくれました。感謝です。
 今学期も9月2日(水)から、いじめ問題を考える週間をスタートさせました。

4日目の今日の絵本はスウェーデンで長い間親しまれている小さな絵本、
「あなたへ」シリーズの中の1冊、「たいせつなあなた」です。
今日の朗読は2年生の税所さんでした。ありがとうございました。

絵本の一部を紹介します。

たくさんの人が待っている。
だまっている人は話相手を

悲しみに沈む人は
なぐさめを
はずかしがりやの人は
はげましを

自分をきらいになった人には
もういちどすきになれるように

閉め出された人には
再び入っていけるよう、
手伝えるあなたは大切な人。

誰もがあなたを必要としている。

 続きは図書室への言葉 

3日目の今日の絵本は「こぶたの気持ちわかってよ。」作:小泉𠮷宏さんです。
「こころを育てる魔法の言葉 やさしくなれる言葉」から
 マザー・テレサの言葉を紹介します。
 今日の朗読は3年生の宇都さんでした。ありがとうございました。

 マザー・テレサはインドの貧しい人々のために生涯を捧げた修道女です。
 彼女の活動は世界的に称賛され、1979年にノーベル平和賞を受賞しています。
 その言葉を紹介します。

 言葉は人への贈り物になります。
 言葉は、人の心に安らぎや励ましを与えます。
 君自身の中から出てくる、やさしい言葉を贈りましょう。

 朝、元気を出して「おはよう」ってあいさつする。
 してもらったことに気づいて「ありがとう」と感謝する。

 ただそれだけのことが、誰かの心に響くことがあります。

 困っている子に「もしよかったら手伝おうか」と声をかける。
 ひとりぼっちの子を「一緒に遊ばない?」と誘ってあげる。

 ただそれだけのことが、誰かの心を温かくすることがあります。
 
 ー やさしい言葉は、たとえかんたんな言葉でも、
   ずっとずっと心にこだまする ー 

2日目の今日の絵本は「こぶたの気持ちわかってよ。」作:小泉𠮷宏さんです。
 自分の気持ちをうまく話せない。
 はやく考えるのは得意じゃない。
 パパやママや先生には、分からないことってないんだろうか。
 ちょっぴり不器用なコブタくんの思いを描いた、
 少し大人になった私たちにも、きゅんとなる物語です。
-今日読んでくれたのは、3年生の坂口さんでした。-



1日目の今日の絵本は「へいわって どんなこと?」作:浜田桂子さんです。 
 この絵本は日本、中国、韓国の絵本作家12人の協力で実現した、平和を訴える絵本です。
 下に絵本の一部を紹介します。(今日読んでくれたのは、2年生の税所さんです。)

 せんそうをしない。
 ばくだんなんか おとさない。
 いえや まちを はかいしない。
 だって、だいすきな ひとに
 いつもそばにいてほしいから・・・
 
 へいわって ぼくがうまれて 
 よかったってということ

 きみがうまれて
 よかったっていうこと
 そしてね
 きみとぼくは
 ともだちになれるっていうこと。
 誰もが当たり前のことを当たり前にできる世の中、
 それが「平和」です。続きは図書室で読んでみてください。



令和2年度1学期
 
 
新型コロナウイルス感染症に伴う長い休校明けの学期はじめとなりました。
 世の中は、この新型コロナウイルス感染症の感染拡大を恐れるがあまり、感染した方やその関係者、
さらに医療従事者にまで「偏見や差別」広がる傾向にあります。
 そのような状況を受け、全校生徒に以下のことを呼びかけました。

4月21日(火)、今朝の全校朝会は「新型コロナウイルス感染症」感染拡大防止のため、校内放送による全校朝会となりました。
 今日の朝会は、学校長として、臨時休校を迎える全校生徒に対して、「これから先、どう生活していけばよいか。」についてお話ししました。
 
1 この2週間、「自粛」あるのみです。自分の命も家族の命も守るために、どう行動すべきか家族としっかり話し合い生活してください。

2 今最前線で、この問題(コロナウイルス感染症)と戦っている医療関係者の方々。そして私たちの日々の生活を支えるお仕事をされている人(食料品や日用品等の販売、またその物資を配送してくださる方々など)に心から「ありがとう」と感謝することです。

3 だからこそ、このような仕事に携わっている人やその家族に対して、絶対に「偏見や差別」がありません。(心から感謝しかないのです。)

 今後、様々な事情で、学校を休まざるを得ない生徒も出てくるかと思います。
 何も遠慮はいりません。安心して休んでください。
 あなた方は、周りの人たちの命を守り、支えるお仕事や関わりをされた方々なのです。
 「感謝(ありがとう)のお休み」です。みんなそう思っています。



この問題が1日も早く終息してくれることを、みんなで祈りましょう。そして、
行動に責任をもちましょう。
この問題が収束するか否かは、これからの私たちの行動にかかっています。
思いをめぐらし、自ら考え判断し、他者と協働できるたくましい人になる。
これが令和2年度の「学校教育目標」でもあります。


いじめ問題を考える週間の取組(最終日)

 今週は「いじめ問題を考える週間の取組」として、給食時間に「心に届けたい本」
の朗読を行っています。
コロナウイルス感染症拡大により暗い気持ちに陥りがちの中、せめてこの時間に
心に届く言葉があればと願い、放送を使って「朗読」を行うこととしました。
 
4日目の今日は、水谷 修さんの「どこまでも生き抜いて」の本を紹介しました。
 水谷さんは、もともとは高校の先生でしたが、長年、夜の街を一人歩きながら、
家に戻れない子供たちと向き合い、心から寄り添う活動をしてきました。
 その活動の中で「言葉の大切さ」について書かれた内容を一部ご紹介します。
ー言葉は言霊ー
言葉には魂があります。
 みなさん、お願いです。みなさんのこころから醜いことばや汚いことばを捨て去りましょう。
そして、みなさんの心の中を、美しい、優しい言葉で満たしてください。それがみなさんの
人生を変えていきます。みなさんの明日を幸せなものへと、導いてくれます。




4月9日(木)
 3日目の朗読は、宇佐美百合子さんのメッセージ集「くじけそうなときは」でした。
 学校生活は、楽しいだけででなく、時には落ち込んだり、へこんだりすることもあります。
「どうして自分だけうまくいかないんだろう」と友達と比べたり、うらやましく思うこともあります。
 この本には、そんな時に前向きに考えていくヒントがたくさん書かれています。

 ー 自分のため ー
 いままで、うつむいて、「はい」って返事していたなら、
 いちど顔をあげて、相手の目を見て、「はい」って答えてみて。

 その次は、ほほえみを浮かべて「はい」って答えてみて。
 どんどん、気分がよくなっていくから。

 相手じゃなて、ジブンがだよ!





 2日目は、「ひろはま かずとし」さんの詩画集、「もうすぐよくなるよ」から何点か紹介しました。
新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け、世界中が大変なことになっています。
暗いニュースや報道に、何となくネガティブな気持ちになることもあります。

また、身近な学校生活でも、友達との関係がうまくいかなかったり、小さな不安や心配ごとがあっ
たり、何となくストレスがたまってしまいますよね。
「ひろはま かずとし」さんの言葉は、誰の心にもある孤独な気持ちをやさしく励ましてくれます。
今日はその中から一部を紹介します。続きは図書室で・・・

 誰しも 人生のうちで 一度や二度は 
 ただじっと横になっているしかない時があるものです。
 後々必ずわかる事なのですが、それはそれでまちがいなく
 大切で、必要な時なのです。
   今がその時なのではないでしょうか!朗読してくれた「つぶらさん」ありがとう!



いじめ問題を考える週間の取組
1日目
 学期はじめの一週間は、「いじめ問題を考える週間」と称して、学校全体で
「いじめ未然防止」や「いじめ問題の対応」に取り組んでいきます。
 今日から新学期の学校生活がスタートしました。
 中学生になったばかりの1年生は、期待と不安がいっぱいの毎日かと思います。
また、2、3年生は、クラス替えや、新しい担任の先生方との出会いに、新鮮な気
持ちにワクワクしていることと思います。
 また、今回の変化に何となく気持ちが元気になれない皆さんもいるのではない
でしょうか。 
 今週は放送による絵本や詩の朗読を行います。
 いろいろな気持ちをもった皆さんの心に届きますように・・・・
 今日紹介する絵本は、ボブ・ディランの名曲「Forever Young」を
詩人アーサー・ビナードが日本語に訳した、希望あふれる絵本です。
「はじまりの日」・・・
 毎日がきみのはじまりの日
  きょうも あしたも
   あたらしい きみの はじまりの日・・



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