平成25年度 学校経営
1 学校経営方針
(1) 経営の基調
    日本国憲法や教育基本法,その他の関係法規により,県・地区・市の教育行政の重点
   施策を受け,地域や学校・児童の実態をふまえ,人間尊重の精神を根幹とし,社会の変
   化に主体的に対応し,たくましく生きる児童の育成を図る。

(2) 経営の基本方針  
   ア 公教育の理念及び新しい時代の義務教育の目的・理念に立ち,全体の奉仕者(教育公務員)
    としての使命感と職責感を自覚し,確かな学力・豊かな心・健やかな体の調和のとれた
    人間性豊かな児童の育成に努める。
   イ 児童一人一人の可能性を最大限に発揮できるよう,個性を生かし,個に応じた教育
    の推進を図る。
   ウ 創立131年の歴史と伝統を重んじ,地域のよさを生かした特色ある,信頼される開か
    れた学校づくりに努める。
   エ 家庭や地域との連携を図り,人間性や社会性を育むための体験活動や郷土教育,
    心の教育の推進に一層努める。
2 教育目標

心身ともにたくましく,自ら考え,行動する,心豊かなひまわりっ子の育成

~ひまわりの花のように 明るい笑顔と明るい子ども,明るい学校~

ひまわりっ子教育の推進
めざす学校像 めざす子ども像 めざす教師像
   ひまわりのような学校

○ 明るく活気あふれる学校

○ 環境が整い,美しい学校

○ 個性を大切にし,ひとり一 人を育てる学校

○ 地域と連携を保ち,責任を 果たす,開かれた学校

   ひまわりのような子ども

つよく
  健康で最後までがんばり通す子

かしこく
 深く考え,主体的に行動す る子ども

むつまじく
 明るく元気で礼儀正しく, 優しい子

   ひまわりのような教師

○ 明るく健康で,活力に満 ちた教師

○ 率先垂範,子どもと実践 する教師

○ 使命感に燃え,日々研鑽に励む教師

○ 地域に親しみ,子どもや 保護者に信頼される教師
3 本年度の重点事項
 (1) 基礎学力の定着・向上
  ア 全校態勢による「学力向上の時間」の推進(NRTカルテの活用,目標達成度に応じた指導)
  イ チャレンジタイム(金曜日第1・3・5週の朝の活動の時間)やひまわり作文(木曜日の朝の活動の時間)の推進
  ウ 「読み・書き・算」を中心とした学力の定着・向上へ向けた共通実践事項の推進
    (個人カルテの作成と活用,毎時間の五分間テストの実施,発達段階や教科の特質に応じたノート指導,
    保護者への説明責任)
  エ 「分かる授業・できる授業」のための指導法の工夫改善
    ・めあての板書   ・授業の山場の設定   ・まとめ10分の確保  ・確かめ,見届け
    (複式授業の指導法の研究,基礎学力定着度80%達成,単元テストやチェックリストによる見届け,
     個別指導や補充指導の推進,TAを活用した間接指導の効率化)
  オ 家庭と連携した基本的学習習慣の育成
    (学年の発達段階に応じた家庭学習の習慣化,家庭学習の手引きの活用,30・60・90運動の推進)

 (2) 心の教育と健康・安全教育の推進
  ア 心を育てる「ひまわり運動」の推進(いじめ問題等の解決のための全校態勢での取組)
   (いじめ問題等の解決のための全校態勢での取組)
  イ ひまわり読書活動による読み聞かせ運動の推進
    (金曜日第2週の朝の活動)
  ウ ほけんタイム(水曜日第3週の朝の活動)による進んで自分の健康づくりに取り組む子どもの育成
  エ 自らの心身を鍛え,進んで体力・気力づくりに取り組む子どもの育成(一校一運動の推進)
  オ 自他の生命を尊重し,自ら安全な環境づくりができる資質や能力の育成

 (3) 特色ある教育活動と開かれた学校づくりへ向けた取組
  ア 総合的な学習の時間の充実
  イ 児童の創意工夫と縦割り活動を生かした「ひまわり竹太鼓」の推進
  ウ 外部人材の活用(絵,俳句短歌,作文,音楽,体験活動,教育週間中の行事への支援)
  エ 学校評議員会(年3回)や内部評価と外部評価を生かした信頼される開かれた学校づくり

 (4) 教師の資質の向上
  ア 教職員評価システムと連動した校務改善や授業改善の推進(当初・中間・最終の面談を通した自己の目標達
   成度や職務遂行状況の把握と点検,複式の指導法研究,外部研究会や教育センター等の研修会への積極的
   参加)
  イ 学校のミッションの明確化と組織体としての活性化(保護者・地域住民への説明責任,特色ある学校文化の構
   築)
  ウ 豊かな感性を育み,感化を与える教育の推進(明・温・厳のある教育)
  エ 服務規律の厳正確保とモラルの高揚(年間を通した継続的な服務に関する研修の推進)
  オ PTA行事や地域行事への積極的参加の推進(保護者や地域住民との連携と信頼感の醸成)
4 努力点と具体策

努力点 具体策
学校経営及び学年・学級経営の充実 ア PCDAサイクルによる自己点検と課題の明確化に努める。(学校評価・学級経営
 案の評価)
イ 学習指導要領の趣旨に即した教育課程の編成と完全実施を行う。
ウ 小規模,複式校の特性をやよさ生かした学校経営,学級経営に努める。
エ 校務分掌の機能化を推進し,組織体としての学校の活性化を図る。
オ 教育の場にふさわしい環境の整備・充実を図る。
学習指導の充実 ア 児童一人一人にやる気と意欲を持たせ,自主的,主体的な学 習態度を育成す
 る。(学習の手引きの活用,パソコンの活用,ガイドの育成)
イ 学習指導法の改善に努め,基礎学力の向上を図る。
 (定着率80パーセントを達成,チャレンジタイム,ひまわり読書,  ひまわり作文,
  「読み・書き・算」の共通実践事項の推進,チェック表による診断)
ウ 特別支援教育の視点からの学習支援に努め,個別指導・補充指導を充実する。
 (LD,ADHDへの対応,標準学力検査の分析と対策,形成的評価の工夫,
  チャレンジコーナー,評価規準の活用,単元テストの分析)
エ 少人数・複式学級の学習指導法の工夫や改善に努める。
 (複式AB年度の完全実施,ガイド学習やわたり,TAの活用,集合学習)
オ 「分かる・できる授業」のための指導法の工夫・改善(めあて,授業の山場,
  まとめ10分の確保)
カ 生活リズムの改善に努め,発達段階に応じた家庭学習の習慣化に努める。
道徳指導の充実 ア 全教育活動を通した道徳教育の充実を目指し,総合単元的な指導計画の作成と
 完全実施に努める。
イ 道徳的実践力を育成するための指導法の改善や道徳実践の場の工夫を図る。
ウ 児童の実態に応じた内容項目の重点化を図る。
エ 体験を通した指導の充実に努め,道徳的実践力の育成を図る。(補充・深化・統合)
オ 心のノートの活用を図る。(道徳の時間,学級活動,家庭との連携)
生徒指導の充実
     
    
 
ア 基本的生活習慣の定着を図り,あいさつ・言葉づかい・テレビやビデオ視聴・就寝
 時刻・食後の歯みがき・忘れ物・整理整頓について家庭との連携に努める。
イ 定期的な実態調査や教育相談を通して,いじめ問題等への対応に努め,積極的
 な生徒指導を推進する。
ウ 積極的な生徒指導や心に届く指導の実践化に努める。
  「ひまわり運動」の推進
  とにやさしくできる ひまわりっ子
  いにちのあいさつがんばる ひまわりっ子
  くわくするよ 勉強大好き ひまわりっ子
  っぱに最後までがんばり通す ひまわりっ子
エ 児童の創意工夫を生かした自治的・自発的な特別活動の推進に努める。
  (子ども会議等)
オ 特別支援教育の視点からの支援体制の充実に努める。(校内委員会の機能化)
カ 読み聞かせによる読書活動や読書指導の充実を図る。(年間目標の設定)  
保健・安全指導の充実 ア ほけんタイムを推進し,保健・安全指導や命の教育等の指導の充実に努める。
イ 保健室との連携を密にし,心の健康づくりの充実に努める。
ウ 性教育の指導の充実に努め,男女がお互いの人格を認め合い,尊重し合い,
 協力する態度を育成する。
エ 食に関する指導を充実し,自己管理能力・感謝の心・社会正当の育成に努める。
オ 教科体育の充実と体力づくりの充実に努め,自ら体力づくり・気力づくりに取り組む
 児童を育成する。(年間を通した一校一運動の推進)
カ 安全指導の充実と日常的な危機管理意識(危険の防止・予知・回避)の醸成に
 努める。
人権同和教育の充実 ア 人権教育に関わる課題への積極的な対応に努める。
  (人権一般の普遍的な課題,個別的な人権課題)
イ 人権同和教育の視点に立った学校経営・学級経営を目指す。
ウ 人権同和教育の年間指導計画に沿った継続的な実践に努める。
エ 言語環境の整備,体罰の厳禁,いじめ問題等の解決へ向けた取組を推進する。
オ 人権感覚を磨くための研修と実践や保護者への啓発に努める。
総合的な学習の時間の充実 ア 学習指導要領の趣旨に即した教育課程の編成に努める。
  (ひまわりの時間(AB年度)の2年間をサイクルとした計画・実践・評価)
イ 教科・領域との関連を図り,学び方を学ぶ力の育成に努める。
ウ 地域素材・地域人材の活用に努め,体験的活動を重視する。(人材リストの作成)
職員研修の充実 ア 校内研修体勢を確立し,共同研究としての共通理解・共通実践を図る。
  (年間一人一研究授業の実践を通した理論と実践の両面からの研究を推進)
イ 県総合教育センターの研修や現職研修,研究会等に積極的に参加する。
ウ 個人研究テーマに従った年間を通した計画的な研究の深化に努める。
保護者・地域との連携 ア 地域や学校の実態・伝統の認識と「施設・人材・教育機能」を開くための取組を
 推進する。(学校ホームページ,学校参観日,教育週間,収穫祭,学習発表会)
イ PTA活動の充実や家庭教育学級(ひまわり読書活動)を中心とした研修活動,
 外部研修会への参加促進等を通して,会員の資質の向上を図る。
ウ 地区公民館との連携に努め,地域行事への積極的参加を促進する。
  (学校や地域での子どもの健全育成をめざした地域子ども会活動の支援)

5  日課表及び週・月行事